ライブドアを応援したい

別にホリエモンが好きだ!というわけではございませんが、こんなときだからこそ、四面楚歌な状況に置かれてしまった彼を応援してやりたいのです。
彼の行ったニッポン放送株の時間外取引における大量買いという行為は、確かに今の日本ではやってはいけない暗黙のルールの下に統制されていたものだったそうです。それを堂々と行い、自己の思惑をメディアを通して明らかにした行為は、確かに非難され否定されるべきものなのかもしれません。しかしながら、果たしてそこで終わっていいのでしょうかと私は思うわけです。
ホリエモンのこの行為に対し、こんな事を許してしまったら日本がダメになる!だとか、奴には常識がない!だとか政府やらお偉いさん方やらが騒いでおりますが、それを声高々に謳うあなた方に言いたい。
「もう日本は十分だめだと思うのですが・・・、それに対してあなた方は何か有効な手段を打つことができましたか?」と。

国家をダメにしてしまう常識やルールであるならば、そんなものはいらんのですよ。
常識なんて飾りです、偉い人にはそれがわからんのですよ。
とジオン兵がジオングの性能を問うシャアに語ったように(本当は足ですが・・・)、そんなもんは変えてしまった方がいいのです。

ホリエモンの行動は、こういった日本の古い制度に疑問を投げかけたものだったのかもしれません。そして、たとえ彼にそういった思惑がなかったとしても、今回の事件は今後の社会に大きな影響を与えることと思います。そういった意味では、既に彼の行動は意味のあるものであり、古くなり過ぎた制度を崩すのには実に有効な手段であったといえるでしょう。


「何でも金で解決できると思ったら大間違いだ」と言いながら、結局は金の力で対抗しようとしているフジテレビもどうかと思いますし、ホリエモンの常識を疑いながら、それを権力で無理やり抑えつけようとしている人たちもまた、その常識を問われるべきでしょう。
果たしてそれで解決になるのか、また国民の将来にとってこの選択が有益であるのか。
ホリエモンを真っ先に否定する前に、この事を共に考えるべきではないのでしょうか。

何にせよ、今ある常識やルールにとらわれることなく、我々の未来にとって有益な事をクリエイトしてゆくことこそが最も重要なことではないかと私は思うのです。だからこそ、そこに鋭い槍を突き刺したホリエモンを応援したいと思うのです。