放課後の田園調布

「いやー、旅って本当にいいものですね〜。」
と水野治夫が語っていたのはもう何年も前のこと。
大田区の町並みは世田谷区に負けることなく、たいへん整然としておりました。
谷なのか山なのかよくわからない場所を通り抜け、ケツが痛いは、腰が痛いわと叫びながら六本木ブツを横切って、走り過ぎるは五反田の坂。リンガーハットも何のその、フォルクスに入る金もなく、ひたすら走るの赤坂の坂の坂。


要するに、もう南はこりごりだと思った21日の夜でした。