増田、出てこいよ、増田

正直な話、増田には失望している。
あいつはワンマン電車だが、やる時はやる奴だと思っていた。
だがそれも買いかぶりだったようだ。
自分のパンツに穴をあけられているというのに、奴は全く抵抗しようともしないんだ。
ただされるがままに、パンツを破かれている。
既に破れたところからおいなりさんが見えているというのにだ。


その状況があまりに酷いので、俺は止めにはいった。
「おい、やめろよ!」
とパンツを破いている奴の手をがっしと掴んだ。
それは毛むくじゃらの手で、しかもやたらぶっとかった。


「うわぁ、外人だ」
俺はすぐさま服を脱ぎ、ふんどし一枚になってこう叫んだ。
「お前は誰だ!」
きっとそれがJapaneseの礼儀か何かだと思ったのだろう。
外人もまた服を脱ぎ始め、白いブリーフ一枚になりこう叫んだ。
「ワタシハ、フィリーです!」


その時、今まで微動だにしなかった増田が動いた。
ゆっくり首を回しながら、満面の笑顔で口を開いた。
股間が痒うごわす」
俺とフィリーは力を合わせて増田を思いっきりぶんなぐってやった。
増田はうれしそうにぐらんぐらんと揺れていた。