中古マンション大盛況とか

よくやりますね。
マスコミまで使ってがんばってますって感じです。
んでも実体はどうでしょうね。
新築マンションには手が出ないから中古で……なんて考えている人がどれだけいることやら。
そもそも中古マンション購入のリスクを考えたら、少し安いからくらいでは飛び付けないですから。
結局本当のところは、中古の価格をあげたいってところなんでしょうね。


ところで最近、都内で目立つのが新築賃貸物件。
最初から賃貸とはこれいかにといった感じですが、今は新築分譲で売るよりも賃貸にした方が金とれるんですね。
確かに分譲だと売ってしまえばデベは楽になれますから、いいんです。
それが賃貸だと、その後まあ利回り10%で貸し出したとしても回収までに10年はかかるわけですよ。
問題はその10年をどう見るかなんです。
そんなの待っていられるかってんだいと見るなら分譲で無理しても売っぱらったほうがいいんです。
特にデベの場合は借金しておったててますから、これには返済期限があるわけなんですね。
それゆえ売りたくなくても売らなきゃいけないんですね。
しかし普通に考えたら10年で元が取れて、その後は利益を生み続けるわけですから、これほどボロイ商売はないんですね。
なるほど修繕やらなにやらがありますが、それなんて結構びびたるもんなんですよね。
むしろ修繕費も利回り10%の中に含めちゃってる場合もありますね。
そうなると、マジでおういえですね。
だから賃貸を狙ったおういえがあるわけなんですね。


さてもこの賃貸で売りだしたマンション。
これと中古マンション大盛況が時間と共に繋がって来るわけなんですね。
というのは今の新築賃貸マンションが、いずれは中古マンションとして市場に回ってくる可能性があるわけですね。
中には手放さないオーナーもいるかもしれませんが、大体は回収が済んだら売りに出るわけですよ。
その時に中古価格が下がっていたら困るわけです。
だから少しでも今のうちから中古マンションに対する抵抗感を少なくして、価格をあげておきたいって狙いがあるわけですね。


尤も選ぶのは消費者ですから、お得だと思えば買えばいいのですし、なにこれこわいと思えば買わなければいいだけの話なんですけどね。