何か書きますか

芋食べたいんです。
芋。
マックの芋。
今安いんです。
どのサイズも。


しかしですね、これが難しいんです。
マックの芋を食べるためには外に出なくてはなりません。
外に出るとですね、色々なことが待ちかまえているわけです。
たとえば獣との遭遇。
怖いですね、獣。
でもいるんですよ、私たちの身の回りには。
そういったものがですね、外にはウヨウヨいる。
そして虎視眈々と機会を狙っているわけですね。
あわよくば、食べてやろうと。
もちろん全日本選手権5連覇の私からすれば、獣なんぞとるに足らない存在なのですが、それでも無用な殺生は避けたいですからね。
だから外に出るのをためらうわけですよ。


それからですね、マックに入るのもまた難しいんです。
マックというのは極めて効率的な運営になっているんですね。
すなわち全世界どこへいっても、マックな仕組みなんです。
だからマックの店員はたとえ相手がウガンダ人だろうとモーリタニア人だろうとポルトガル人だろうと関係なく、マック方式で迫ってくるんですね。
ですから慣れてさえいれば、何も戸惑うことはないんです。
カウンターの前に立って、あーとかうーとか言えば、欲しい物が出てくるんですから。
しかし悲しいかな、私は慣れていないんですね。
だからあーとかうーが出てこない。
思わず商品名を喋ってしまう。
これではいけないんですね。
明確な指示を出すことは、彼らの流儀に反するんですね。


そしてこのあーとかうーには、非常に際どいレベルで声の高さや質が分類されているんです。
その決められたレベルからどれほど近いかによって、店員さんはお客の注文を理解してくれているんですね。
私のように不慣れな者にはそれが難しく、先日も芋を頼むつもりが、ジンジャエールが出てきてしまいました。
みなさんもこんな経験があることと思います。
しかしですね、諦めては芋が食べられないんです。
ですから今日もがんばってみたいと思います。
のど飴も買ってきましたし、準備は万全です。