レース、はじまる

盛り上がりに今ひとつ欠け、やたら落ち着いている浅草ウインズ。
昔はGIといえば誰かしら萌えている人がいたのですが、最近はいないようです。
微妙に静かなのです。
皆、ただひたすら画面を見つめるわけで。
そんな私は、トムとしまちゅうを探して目を泳がせているわけで。
気がついたらレースはスタート。
ああ、出だしで何かが遅れた。
しかし、何の馬かわからない。
むしろ気になるのは、ペールギュント蛯名正義、そして何よりもディープインパクトなわけです。
直前で、ローゼンクロイツを切って、7−14、14−18の2点勝負にしたのです。
うむ、予想は変えるものなのです。
プリンだろうがなんだろうが、知ったこっちゃねえ。
こっちには今日の夕食代がかかってるんだ、べらんめい!(ぉぃ



しかし、軸となっているディープインパクトはおかしな走りを・・・。
さらに出遅れたのもディープインパクトだったようで、暗雲が一層立ち込めます。
このお馬さん。残り1600m付近から加速を始め、1000m地点では、ビリだったのが馬群の中央にまで。
こんなに長く足を使っても平気な馬なんでしょうか・・・。
と心配になってしまうくらい、見たこと無い走り方です。
そして、最後の直線。
もはや先頭はディープインパクトの一頭が飛び出ました。
「なんだこの馬は!」
と場内が騒然となりました。
すげーという声や、化け物だといった声。とんでもないな・・・という私の声で溢れかえります。
さて、ディープインパクトが優勝なのは間違いない。
あとは2着の馬です。
ここに7番or18番が入れば、よし。
それ以外が入ったら、あぼーんなのです。
そして・・・。



「ボクには見えるんだ・・・。」



ああっ!きてしまいました。シックスセンス
見えたのは、10番。黄色いメンコ。
ディープインパクトへの声援よりも、2着にきたのがシックスセンスだったことに場内騒然。
「うは、マジかよ。シックスセンスかよ。」
私の前にいた人も、ショックを隠しきれないようでした。