ダーウィン博士の進化論

昨日、ニートについて書いてみたのですが、どうやら今はネオニートの方が熱いようです。
ネオニートとは、親の遺産で生計を立てるニートのことらしい。
(※Haruka Kaitoさんのメールより)


ここでの「生計を立てる」、という言葉からイメージできたものは、まさに田舎などでほそぼそと、そしてひっそりとした生活を営んでいるのだろうなというモノだったのですが・・・。
実際は、


「遺産で株式投資などをして」







うはwww、すげーアクティブだwwwwwww




遂に、株に手を出そうとする人が一般人を越え、収入が無いはずのニートにまで広がってしまったようです。
こういうのを聞くと、むかーしウォール街で、路上靴磨きの少年までもが株価を気にしていたという、あの時代が思い起こされます。
そうです。
世界大恐慌が起こるちょっと前の時ですね。
株の売買が一般世帯にまで広がってしまったゆえに起きたとも言える、あの大事件です。


まあ、現在を生きる我々が、また忌まわしきかな同じ道を辿るようなおバカな真似はしないとは思いますが。
というのも、ほんの十年ほど前に日本人の大半はバブルで痛い目を見ていますし、そういった点からも株などの不安定な資産に対し、過度な投資はまず避けるでしょう。
それゆえ、自己資産のほぼ大半を株に転換してしまい、株価の暴落と共に借金まみれになってしまうといった状況にはならないと思うのです。




・・・と、思うのです・・・。
が、どうでしょうね?
実は、ホントに大恐慌の前触れだったりして。(汗




そこで、大恐慌にならないための秘策を、「儲けるとは何か」といった根本的なところから考えてみました。
そもそも、儲けるという行為には、必ずどこかで誰かが儲かっていない状況を生み出してしまうものなのですよね。
言い換えれば、あなたが得をする為には、見も知らない誰かの損があってはじめて成り立つのです。
このことを忘れてはいけません。
「儲けるとは、即ち、誰かが損をする事。」なのです。


とはいえ、上記のことは我々にとってみれば当たり前の事すぎて、見落としがち、忘れがちになってしまうんですよね。
中でも特に給料(サラリー)をもらっている方は、自分が給料をもらったとき、他の誰かが損をしているのだという意識は薄いと思います。会社でしっかり働いてもらうために、そういう状況を意図的に作られていますから、仕方ないといえば仕方ありません。
それでも、”儲けるって何さ”のこういった根本的な部分は、いつでも頭の片隅に置いといてもらいたいのです。


そして、この意識が役立つのが、株を買うときではないかと思います。
自分が株を買うときにも、「私が買ったせいで誰かが損をしてしまったんだ」と考えて買うべきではないでしょうか。
そういう心構えであれば、「儲けよう!儲けよう!もっともっと金をくれ!」なんて考えで、株式投資に遺産の大半を使い込んだり、生活が苦しくなるくらい借金してまで株を買うような行為はしないと思うのです。
世界大恐慌のような、日本のバブル期のような悪夢を再び引き起こさないためには、何よりもこういった個人の意識が大切なのではないかと思います。





さてさて、これは余談になりますが、もし、万が一にも大恐慌のようなバブルがきてしまったら、どこからどの業界から崩壊してゆくのでしょうか?
「まさに今がバブル!」と言われている、萌え業界でしょうか?
いやいや、萌えは強いですよ。
たとえ住宅公団公社が潰れたとしても、萌えだけは残りそうな気がします。
いずれにしても、会社ってなんなのさ、株ってなんなのさ、ぼく桃太郎のなんなのさ(byドラえもん)と思う、今日この頃なのです。


「潰れるときは、どうせみんな一緒でしょ?」
「いやいや。(笑」