女王の教室最終話

今日であの名作ドラマ、女王の教室が終わりを迎えました。
全11回という限られた中で、小学6年生の子供達が現代社会を生き抜くとはどういうことなのか、このことに目覚めるまでを描いていこうという、かなり挑戦的な内容だったわけです。
思えば第1回のテストの答案用紙ばら撒き事件からはじまり、「いい加減目覚めなさい」の言葉にドキドキさせられ、進藤さんのわが道を行く態度に魅せられ、神田和美が犬に吠えられ、真鍋くんの微妙すぎる漫才ネタにひやひやさせられてきたドラマでした。
後半にいくにしたがってドラマ自体のテンションは落ちてきてしまったものの、どういう結末が待ち受けているのかは最後の最後までわかりませんでしたね。
「最後は笑顔で」
という基本の終わり方になってしまったのも、この際まあいいでしょう。
問題は、進藤さんのキャラが180度変わってしまったことです!
あの凛々しい進藤さんはどこにいったんだあああああああ!



「はい。」
「なんですか?進藤さん。」
「先生のやり方は良くないと思います。」
「それじゃあ今すぐ教室を出ていきなさい。」
「はい、そうさせてもらいます。」




進藤さん、ホンマかっこよかったなぁ・・・。
それが今では・・・。



進藤さん「こんなことするなんて、やっぱりいけないと思うよ・・・。」





とっても弱気な進藤さんになってしまいますた。



ボクらの憧れていたあの”暴れん坊将軍・進藤ひかる”は、どこに消えてしまったのでしょうか・・・。なんだかちょっぴり上を向いていないと歩けません。



ドラマの終わり、「アロハの意味は知ってる?」と訊ねる神田和美に、「I love youよ」と答える阿久津マヤ先生。
笑顔で「アロハ!」と言い、走り出す神田和美の後ろ姿を先生は見守る。
ニヤニヤする。
それが、劇中で先生がはじめて笑った瞬間だった。
正直、ありえない〜というような変な点は多いと思うけれど、名作だったと思うドラマでした。そして何よりも、ニヒリズムからの脱却を教師と生徒の立場、学校という組織の中の一員として、また社会と学校といった観点から分かりやすく描いたのには、ただただ拍手です。
できるならば、彼女たちのその後をスペシャル特番として放送してもらいたいなあ〜と。もちろんキャストは同じがいいです。これは日テレさんに対するさりげない私からのリクエストなのです。聞かれてなくても、勝手にリクエストなのです。