社会保険庁の暴走

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060104ia02.htm
年金未納なら医療費は全額自己負担に、厚労省が検討

これは・・・ペナルティなんでしょうか?
ペナルティーというのはそもそも、相手を殺してしまうほどの罰を与えることなのでしょうか・・・。わたくし、大変疑問でございます。
三割でさえ高いと感じる医療費負担。それが全額自己負担だなんて。
「病気したら死ねよお前」と言われるのと大差ないと思うんですが。
ほんとありえないよ、社会保険庁厚労省


ってかさ、こんな傍若無人ともいえる強制徴収に躍起になる前に、年金の信用と信頼を向上させるほうがよっぽど重要な仕事なのではないでしょうか?と思うんだけど。そもそも年金の無駄遣い、使い込みをした一部の官僚や公務員、その他人々はどうなったのですか?きちんと彼らが使い込んだ分の額を、彼らの従兄弟ハトコの果てまで全額財産徴収をしましたか?
そのくらいしてもらわないと、こんな形での強制徴収は納得できないと思うんですが。
・・・あぁ!
そういえば、数十億もの年金をつぎ込んで建設した施設を、たった5000円で売り払ったりもしてるんですよねぇ。平均数百万の年金未納で医療費全額負担なんだから、数十億もの無駄遣いだとどうなるのかしら、どんなペナルティーが課されるのかしら・・・w
やっぱりここは遠山の金さんっぽく、打ち首獄門かなあ。
うーん。それじゃあ足りないよね、きっと。
市中引き回しかしら・・・。


何はともあれ、命に関わることなのに平気でそれを断行しようというのはどうかと思うので、このニュースに突っ込んでみた次第です。



そしてもう一つ・・・。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060104k0000m040038000c.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060104k0000m040001000c.html


近代民主主義の理念の根本にあるものは、まさに個々人が自由で独立した存在であることです。その自由で独立した存在であるためには、まず最低限、命の保証が必要です。命なくして自由も独立もありえませんからね。そして、この命の保証を具体的に示したものが国民健康保険なのではないでしょうか。


にもかかわらず、こういった上記URLのような事態が平然と起こってしまうわけです。
結果、国民健康保険証を取り上げられた人たちは病院に行くことすらままならず、遂には手遅れになってしまうと・・・。まさに、金持ちと貧乏人で命の重みが違うというような中世社会に見られた悲惨な状況が、この21世紀の日本で繰り返されようとしているわけです。
ホントこの国は民主主義じゃないよ・・・。夜警国家か何かだよ。


人と人が助け合う社会というのはそんなに難しいことなのかしらね。
教えて、カーネギー
教えて、ちよちゃん!