シブサワコウ VS トリプルサルコウ

 公務員宿舎の家賃が相場と比べてあまりにも安い実態が改めて明るみになり、朝からみのもんたなどがはりきって弾劾していた。確かに青山の3LDKで7万円や九段下の3DKで3万と聞けば、なるほど安いと思う。だが、青山周辺の相場は40万〜と聞いて、その相場もどうかと思ったのも確かだ。
家賃40万といえば、一ヶ月あたり40万がただそこにいるだけで消えてゆくことになるのだ。一年間いれば480万円が湯水の如く消えてゆくことになる。2年で960万。さらに、2年いることでそこに更新手数料やら契約更新料やらといったもはや時代遅れではないかと思える高額な徴収があり、それゆえたった2年で1000万↑の金がすっ飛ぶわけだ。実にアホらしい。1000万あれば、小さいながらも新たな事業を建てることだってできるじゃないか。トヨタのレクサスなら2台は買えるじゃないか。



もっとお金とは有効に使いたいものであるはずなのに、この土地や物件といった不動産という制度が、経済活動の自由を縛り付けているように感じてならない。現状の家賃が半分になるとしたら、どれほど多くの可処分所得が日本全国の各家庭に生まれることだろうか。その結果、どれほど多くの企業が潤い、また社員の給料がアップするだろうか。もちろん、減った家賃分のお金を貯蓄に回す人もいるだろう。だが、それ以上に物を買う人は今以上に増えるはずだ。人間、何事も貯めてばかりいると気持ち悪くなるのが性だもの。
こうなるといっそのこと土地などの不動産はすべて国で管理して、そこから出る利権は国民みなすべてで管理する方がいいんじゃないかしらとも思うのです。国民投票で家賃相場を決めたりなんかして。


というわけで早速、新しい家賃体系を考えてみました。

例)

3DKならば、東京中心部(青山、渋谷などなど)で月額300万円。
東京中心部(山の手線内)で30万円。
東京23区内部(山の手線外に隣接する区)で8万円。
東京23区外部(練馬、江戸川、足立王国など)で4万円。
埼玉、千葉などの都市部では2万円。
埼玉、千葉などの田舎部では5千円。
ひぐらしの鳴く田舎では、むしろ3万円を給付。


要するにあれですよ。
我が家の家賃が半額になったら、任天堂DS-LITEを買いたいのって話なのですよ。ほかにもハイビジョン対応のDVDレコーダーとか、バイクとか、本とか色々と買いたいなあ・・・。ああ、儚き夢かこれは。
なので、都心の一等地にある公務員宿舎について、「お前ら国家公務員だけ利権しゃぶってんじゃねーよ!」とかの追及はもうどうでもいいですから、全員でこういった利権をしゃぶれるようにがんばってくださいね、民主党さん。みんなでしゃぶれば、味が無くなるとか言わないように。