マングローブの木の下で

涙しか出てこない過去がある。
馬鹿みたいに泣ける過去がある。
それでも何とかここまでやってきた。
馬鹿みたいにふらふらしながら、やってきた。
あっちこっちにぶつけて、身体は血だらけだ。
こんな俺だから、もう渚のバルコニーなんて似合わないかもしれないけれど、夕陽が差す椰子の木の下で、君に言いたいことがあるんだ。ここならきっと、この血も君の目には映らないと思うから。


徹子の部屋に出るのは俺だ。」



これが言いたかった・・・。


わが道に悔いなし。


桜舞うあの歌を現出してくれた槇原敬之に感謝する。