決着と幻と

第二波となったのは四征将軍の到来でした。
さきほどの将軍様とは違って、今度はいきなり空高く舞い、そのまま降って来ました。
ボビーあぶねええ!と思いましたが、呑気に上を見上げているボビーに私の声は届かなかったようで、将軍の一撃でボビーの華奢な体は遠くに吹っ飛ばされました。私は間一髪後ろにさけていたので助かりましたが、飛んで行ったボビーを見るとただ事ではなさそうでありまして。なんか手痛いダメージをくらってるように見えます、ボビー。ってか、死にそう。
「うちのボビーによくもおおおおーーー。」
と奴の後ろに回り込み斬り込んでみたところ、蚊が刺した程度のダメージが奴につきました。
ウホッ、オメガ堅スwwwwwっうぇwwww
とか思いながら、体勢を整えてもう一度切り込もうとしたところ、後ろにいた導師の魔法で凍りづけに。
動けナスwwwwwwwwwっうぇwwww
とか思いながら、画面を眺めていると、野郎、私の方に突っ込んできてるじゃないですか。
ヤバスwwwwwwww
と思った時には既に遅く。
なんか5斬りくらいでぬっころされました。
紙ですか、私の鎧は・・・。
と絶望するのも一瞬のこと。
すぐさま気分を切り替え、とりあえず強化が必要だ!強化すればなんとかなる!
と信じて瓢箪を集めることにしました。
しかしそこへ、また奴が・・・。
今度は4斬りくらいでぬっころされました。
どんだけ強いんだよwwwwwwwww
とか思いながら、また瓢箪集め。
するとまた奴が・・・。
作戦なのか、それともこれが噂の粘着というやつなのか。
いずれにせよ、逃げるにこしたことはないので、逃げ回ることに。
が、追ってくる。
私、逃げる。
将軍、追う。
そんな感じで1〜2分くらい?追いかけっこしてました。
世に言う、敵の大軍犇めく長坂を単騎で駆け抜けた趙雲子竜とはまさにこのことであります。
こんなに追ってくるなんて、都尉に丸出しの背中を斬られたことがよほど悔しかったんでしょうかね・・・?