おれおれ VS ヤフーBB

電話の向こうにはお姉さんが出た。
おそらくカスタマーサービスのテレフォンオペレーターだろう。
このお姉さんに現状を説明する。
「ネットに繋がらない。また繋がっても接続を維持することが困難。」「さらに、うちのルーターDOS攻撃を受けた痕跡がある。それは今も続いている。」「その発信元も分かっている。」
この3点を中心に話を進めようとした。
しかし、返ってきた答えはといえば、「モデムの故障かもしれませんね。とりあえずルーターを外してみてください。それでうまくいくかもしれません。」


全く持って呆れた回答だった。
それでも、大変親切な対応をしてくれたので、とりあえず言われたとおりにしてみる。攻撃の真っ最中にルーターを外すのはかなりの勇気がいる作業だが、たぶん外しても意味がないことを証明してやらないとこの人は納得してくれないだろう。
そう思い、外した。
もちろん現状は変わらない。ネットにはつながらないままだ。
これによって何がなんだかがわからなくなってしまったお姉さんは(DOS攻撃じゃないんですか?といっているのにもかかわらず)、専門の人がいるというので、その人と電話を変わ
るという。初めからそうしてくれ。
だが、この専門の人がむしろ問題であったのだ・・・。




専門の人「おきゃくさま〜〜〜?」
気の抜けたような声が電話口から聞こえた。
彼は自分の名前も告げずにしゃべりだす。
「モデムが原因ですね〜。モデムの交換をしましょう。」



は?いったいどうしてどこからそんな結論が!?
こいつ、絶対専門の人じゃない・・・。とは思ったものの、繋がらないで困っているという状況があり、背に腹は変えられないので、すぐさまDOS攻撃を受けている現状を説明する。
するとこのおっさんは予想外の答えを返してきた。


TCP null scanって何ですか?」


それを顧客に聞くのか、このおっさんは・・・。


その後も、「ファイヤーウォールソフトをつけていませんか?それが原因のことが多いんですよ。はずしてみてください。」とか、「お客様のルーターが故障しているんじゃないんですか?」といった失礼極まりない言葉まで飛び出す始末。
そもそも、現在攻撃を受けているというのに、FWを外すバカがどこにいるというのだ。
そりゃ確かにPCにインストールされたソフトウェアとしてのファイヤーウォールは、外部からの接続に対して素晴らしいといえる程の効果は期待できない。それでもこれが最後の生命線でもある。それを簡単に外せというのだから目も当てられない。それに、ルーターの故障とかそういうのは、たとえそうである可能性があっても、面と向かってストレートに言う言葉ではない。




とにかくどうしようもない。
これでテクニカルサポートなのかと思うと泣けてくる。
ほんと、あれだけ批判されて少しは改善したんじゃないのか?ヤフーBB。
いくらお盆休みだからとはいえ、こういう人間を置いておくことが不思議で仕方ない。
ただでさえ悪い評判があるというのに、それを助長してどうする。
以前、モデムが本当に壊れてしまったときに対応してくれた若い男性のように、きちんとした知識をもった人を雇って欲しい。
ってか、バイトくんか?あのおっさんは。



そして16日の現在であるが、きちんとネットに接続できている。
昨日、数秒ごとに送られてきたDOS攻撃と不正なパケットは今はもうない。
快適とはいえないが、いつもどおりのネット環境が戻ってきた。
送ってきた張本人を晒してやろうかとも思ったが、そいつもまた踏み台か何かになっているのだとすれば・・・と思うと、晒すに晒せない。
昨日が終戦記念日だったこともあり、中国のハッカー集団総攻撃(話題にも何も上がらなかったが、実際どうだったんだろう?)の可能性も考えられたが、それにしても何でうちに来たんだ・・・となり、この可能性は極めて薄い。
とすれば、考えられるのはどこかの家のPCに感染したウイルスの仕業ではないだろうか?
8月15日に発病するようにセットしておく。
あとは周囲のPCが接続困難になるよう、DOS攻撃を繰り返す。



いずれにしろヤフーなんかに電話せずに、さっさと警視庁ハイテク部に電話すればよかったんですよね。相手されないかもしれないけれど・・・。
はぁ・・・。
プロバイダ選びはホント重要ですね。