栃木リンチ事件について思うこと

「拉致して監禁してそれがバレそうになったから殺した」「さらに生きたまま埋めた」という衝撃的だったあの事件。無能で無恥であることを暴露した栃木県警と息子を殺された遺族との間の判決がようやく出たかと思った昨今、あの県警がまたやらかした。”栃木県が、県警の捜査怠慢と被害者死亡の因果関係を認めた宇都宮地裁判決を不服として、25日東京高裁に控訴した”とのことだ。なんというか、栃木県には住みたくないと心から思った。
これに対し、被害者の父親である須藤光男さんは「身内をかばい続ける警察を信用できない。」と批判したそうだ。


そこで私が思うのは、栃木県警は一体何を不服として訴えたのか?ということだ。今回の控訴はまさに無駄な税金を使うことになると思うのだが、それでも県民の血税を使っても訴えたかったものとは何か?
栃木県警の警務部長は言う。
「判決は、因果関係がないとする県警側の主張を認めておらず、信頼回復の意味でも上級審の判断を仰ぐことにした」(共同通信


開いた口がふさがらない。(・∀・)




・・・きっと、彼らは信頼回復の意味すら分かってないでしょう。いわゆるひとつの、お察しくださいというやつですよ。とにかくあちこちが重症だと思います。栃木に住んでいない人でさえ、またこの県警を実際に見たこともない人にさえ、栃木県警は非常に危ない集団としか思えなくなりました。
そもそも、事件への因果関係が否定されさえすれば、県警の信頼回復になるのか?と。いや、ならないでしょ・・・。事件の経過・あらましを聞けば、多くの人が県警の行動に疑問を持つのは当然ですよ。その失態の様は、もはや否定できないくらいに世間に認知されてるわけですから。にもかかわらず、まだ認めたくないだなんて、どこまで頑固なんだか。


今、栃木県警がすべきことはたったひとつだと思うのです。それは控訴することではなく、素直に自分らのミスを認めて改めて謝罪し、以後このようなことを二度と起こさないように勤めること。そういった地味な活動、それのみが信頼回復に繋がるんじゃないんですか?と。控訴して喜ぶのは一部の弁護士とマスコミだけじゃない?
まったく、普段は公務員擁護派な私ですが、こういう人たちを見ると率先してクビにすべきだと思うわけで。今回はそのくらいぉぃぉぃと思ったわけで記事にしてみたわけです。