子供じゃない、社会人にこそゆとりが必要

linne2006-05-22

 成人したニートを扶養控除の対象から外すことで、彼らを扶養する家庭の家計に打撃を与え、ニート自らが働かなければ食えない状況を意図的に作り出そうという計画が自民党税制調査会にて持ち上がっている。ここで得た財源は、少子化対策子育て支援に使われる予定だそうだ。因みにここではニートと書いたが、フリーターも含まれるそうだ。


 そんな中、一部のマスコミは増税の話題を持ち出して、「ニートのせいで納税額が増える、彼らを就労させよう!」などと政府の強硬な姿勢とは別に、一種のプロパガンダっぽく喧伝しているようだが、今更そんなバカげた話にどれほどの人が「そうだそうだ!」と納得するんだろうかと思う。ニートが働いたところでサラリーマン全体の納税額が減るなんてことはないでしょうに・・・。むしろナンダカンダと言い訳つけて逆に増えるんじゃないの?
そしてニートの次は何ですか?
どこに標的がいくんですか?
専業主婦ですか?
それともお年寄りですか?
まさか子供まで?
それこそ国家総動員法でも作って国民全員生産活動ですか?
みんなで働いてみんなで税金納めようですか?
まったくおめでてーな。

 どうしても税金を増やしたいのならば、金持ちから取ればいいでしょうに。政府はどんだけ彼らを優遇したいんだと。え!?商売の良いアイデアは金持ちの頭にしか浮かばない?だから彼らから多額の税金をとるわけにはいかないって?
「バカこくでねえ。」
いつの世も素晴らしきアイデアが生まれるのは、貧しき暮らしを身にしみるように体験してきた苦労人たちからですよ。今の生活を変えたくて、死に物狂いで努力する。その汗と血に塗れた過程から、社会を変えてしまうほどの素晴らしいアイデアが飛び出してくるんです。ソファーに寝そべって、○年物の高級ワイン片手に女くどいてるような奴からは絶対に生まれてこない途轍もないアイデアがね。



 以上、ニートを皮切りにして税制問題を中心に取り上げてみたわけですが、今日本に必要なのは、これからの日本をどうしてゆくかという指針を明確に国民に知らせることだと思うのですよ。これすごく重要だと思うの。現状ではどう考えても、暗く何も見えないブラックボックスの中に国民は押し込められている。右も左も分からない、そんな状態でどこからか音だけが聞こえてくるわけですよ。「ニートが悪い、フリーターが悪い。お前らしっかり働けよ。」と。これじゃまるで洗脳じゃないですか。それともこれが、二度も世界大戦を経て成長した国家のやり方なのでしょうか?静かなる侵略ですか?


 私がこんな事を言えばそれこそ、「日本人にはバカな国民が増えた・・・」などといって政府は嘆くのでしょうが、そのバカな国民を作ったのはあなた方です。元々日本人は勤勉であると評判な民族だったのに、それがこの60年で大きく様変わり。なんですか、あのゆとり教育は。ニートの大量生産でもおっ始める気ですか? ああ、実はそういうことなのね・・・。政府の方々も、ほんとは大好きなんでしょ、ニートが、(*・ω・*)。日本が悪くなったのはニートがいるからだって、彼らのせいに何でもできるもんね。確かにいじめ甲斐ありそうだもんね。お金持ってないし、弱者だし〜。




 翻って、民主党
このような政府の強行な案に真っ向から反対するのかと内心かなり期待してたんですが、どうも私の観測は大きくはずれてしまったようで。その民主党代表・小沢一郎氏の極めつけの一言二言を最後に紹介いたします。


「漠然と他人に寄生して生きているなど、とんでもない。」
「ただ甘やかせている親たちもどうかしている。動物にも劣るといっても過言ではない。」




その言葉をそっくりそのまま韓国と中国政府とそしてあんたら民主党自身に言え。


小沢一郎にちょっとでも期待した自分がバカだったと思ったわけです。