全てのネトゲユーザーに捧ぐ


何はともあれ、まずは見て欲しいものがある。BOTNEWSだ。


BOTNEWS〜ボットニュース〜



 

ガンホーはユーザーを舐めきっている」


 ガンホーが管理する今のラグナロクオンラインは、もうそんな言葉では収拾がつかない事態にまで陥っている。中華の業者BOTer*1らが行う不正行為は野放し、逆に、彼らの不正行為をやめさせようとする人達が制裁を受ける。まるで犯罪行為を冗長、推奨しているといっても過言ではない、あってはならない由々しき事態が起きている。


 このことを現実世界での出来事になぞらえるというのもちゃんちゃらおかしい話ではあると思うが、敢えてそれをさせてもらうならばこういうことだろうと思う。
「本来、市民を守るべき警察が、悪徳業者の肩を持ち、真面目に生きている人間を捕まえては、”お前うざい”と拳銃で射殺してゆく。」
残酷な表現を含んでしまってはいるが、まさにそういうことだろう。


 ところでこの会社のいい加減な管理は、実はそれだけではない。枚挙にいとまがない程あるのだ。1、2例をあげれば、自分の子供のようにして大事に育てたホムンクルスが消失するバグはそのまま放置。それまで貯めて来た大事なアイテム等を根こそぎ持っていかれるアカウントハック*2については、我関せずの態度。等々、本来ならばすぐに対処しなければならない問題であるのにも関わらず、まるで何事も起きてはいないかのように振舞う。このあまりの無頓着さには本当に呆れるばかりだ。


 以上、今ラグナロクオンラインで起きている出来事を、ありのまま述べた。






 ネトゲ*3とは何だろうか。
今、切に思う。
ネトゲとは、普段われわれが日々の生活を営んでいる現実の世界ではできないような不正を思う存分するための、ゴミ溜めのような電子上の空間だろうか?現実の世界では叶わぬであろう欲望の捌け口か?ネトゲだから何をやっても許されるのか?実定法が無ければ何をしてもいいのか?


 ネトゲは遊ぶ人次第で、ユートピアのような楽しい世界を創造することも、また、スウィフトのガリヴァー旅行記に出てくる醜悪な生き物のヤフーよろしく、殺し合い、憎みあい、疑心暗鬼に囚われた世界を創ることもできる。
私もそう信じていた。
しかし現実は違った。
ネトゲの世界をどのように変えてゆくのか。
それを選択するのは我々ユーザーではない、管理会社だ。
GMの権力を振り回された今、それがはっきりと分かる。


 だからこそガンホーに言いたいことがある。


「ゲームの概要を書き換えろ」と。


書き換える内容は例えばこうだ。
「不正利用、他者への罵り、詐欺、いじめ、何でもありの極悪上等オンラインゲーム。それがラグナロクオンラインです。現実社会では到底できないような悪行を心行くまでお楽しみください。」
それなら納得する。
そして引退する。
もう一つ付け加えるとすれば、女、子供にやらせるな。
女、子供は国の宝だ。



 正直なところを言えば、私は最後までこのオンラインゲームの行方を見たいところではある。だが、管理会社のこのような横暴なやり口(BOTNEWS5月21日版参照)には、ほとほと反吐が出た。一刻も早く、公式サイトにおけるゲーム内容の書き換えを求む。


*1:ゲーム内の規約で不正利用に該当するBOTプログラムを24時間動かし続け、それによって得たゲーム内のアイテムや通貨を販売し、現実の世界で収益を得ようとする集団。またBOTプログラムとは、生身の人間がゲームをするのではなく、プログラム、つまりロボットが人間の代わりにゲームをしてくれるようにするプログラムのことを言う。そもそもネットゲームで強くなるためには、多くのネトゲがそうであるように、多大な時間をかけなければならない。そのため、ゲームをする時間がとれない人達は、こういった業者に現金を払って、ゲーム内のアイテムを買う(Real Money Trade)不正利用者が少なからずいる。

*2:これも中華が関与している可能性が高いと言われている。

*3:ネットワーク(オンライン)ゲームのこと。主なものにリネージュラグナロクオンラインファイナルファンタジーⅪ、信長の野望、スカットゴルフパンヤグラナド・エスパダなどがある。