総理大臣への想い

格差社会が広まった、拝金主義者が増えたと、とかく批判される小泉政権だが、ただ一つ、一点だけ表立って評価できることがあると私は思う。
それは靖国への参拝だ。
中には、靖国A級戦犯も一緒に祭られているから軍国主義の復活になる、だめだという人もいるが、そもそも東京裁判は不等な裁判であったと当時の判事も認めているのであり、A級戦犯=重大な犯罪者、軍国主義というステレオタイプな見方では真実から目を叛ける事になりはしないだろうか。いやいや、東条英機は戦争をしかけ、その先頭をきって軍を指揮したのだ。それゆえA級戦犯なのだという人もいるかもしれない。それならば、広島・長崎への原爆投下を許可したトルーマンはどうなる。勝てば何をしても許されるのか。


いずれにせよ、日本が戦争をやってしまったという事実は確かだ。これは否定のしようがない。だからこそ問題はやってしまった事に対して、どれだけ真摯に向き合えるかどうかだと私は思う。日本の首相が靖国へ参拝するというのは、その姿勢が具現化した姿だろう。それゆえ、あの悲惨な戦争を忘れぬためにも、日本は、日本の代表者こそは靖国に参拝すべきだと思う。
他方、靖国への参拝を拒否し、靖国から目を遠ざけようとするのであれば、それは過去の行いを無かったことにしようというのと同じことではなかろうか。それこそ罪だろう。「実際に多くの人が血を流した戦争があった」、その事を次世代へ伝えてゆくためにも、靖国は必要であり、また総理大臣こそ国の代表として靖国へ参拝すべきだと思う。