東京大空襲(ドラマ)

日本テレビで2夜に渡って放送された東京大空襲藤原竜也堀北真希瑛太国仲涼子、そして我らがウホっな舘ひろしさんと豪華出演者が出ることでも話題になっていたドラマ。2夜もやるなんてすごいなあ、TBSの方は興味深い内容だったし、これはビデオ撮っておこうかしらなんて思い、しっかりとビデオに撮りました。
そして見ました。
見ました・・・。
見たんです・・・。


なんだこのメロドラマは・・・。


特殊効果をふんだんに使って空襲の激しさを描いていたが、それと同時に愛の行方も特殊効果を使ってふんだんに描いていたりなんかして。
最近の戦争ドラマって、どうして愛を無理やりねじ込ませるんだろか。
思えば長谷川京子が出演した戦争ドラマ(最後のナイチンゲール )も、終盤にはそんな愛を激しく求め合うシーンがあった。このドラマを子供と一緒に見てた親が、びっくりして思わずチャンネル変えたって事を言ってた人もいたらしい。


戦争ドラマに愛をねじ込ませるのが悪いとは言わない。
でも、やっぱり戦争を扱うのであれば、それなりの品格というものを持って欲しいと思う。どんな状況だって、愛があれば全てを越えられる!とか、ありえないから。「おめぇ何馬鹿な事いってんだ?」って田舎に暮らすおばあちゃんに突っ込んでもらいたい。戦争ドラマは、いかにそれが悲惨なものであるかを知らしめる事を第一に据えたものであって欲しい。その上で愛云々を語るべきだろう。そうでなければ、危機的状況こそが真の愛を教えてくれるとか、「それなんて昼ドラ?」とか問いたくなる内容になってしまう。
確かに、こういったドラマにリアリズムを追求する方が間違っているかもしれない。だが、それならそれで冒頭にて、「このドラマは綿密に取材の下に戦時下の様子を再現しましたが、物語は完全なフィクションです。」とか一言付け加えて欲しい。


それともあれか。
断り通りに、このドラマで放映された内容が史実に近いものだったりして・・・?
因みにまだ前編しか見てません。
後編を見る価値はあるのだろうか!?