修羅場

だめぽ?
あーあーあー、あいつね……。
今何してるかって?
あー、それねー、知らない方がいいよ。
ってかさ、お前誰だよ?
ん、見習いパティシエだって?
しらねーよ。
ってか、お前の職業なんて聞いてねーよ。
俺が言いたいのはだな、お前は誰だってことなんだよ。
……伊藤一郎?
だれだよ。
つーか、おまえのイニシャル、IIじゃねーかよ。
お前のイニシャルでファイナルファンタジーIIとかできるじゃねーかよ。
すげーな、おい。
ん、なんでドラクエIIじゃないんだって?
別にドラクエでもいいんだけどさ。
ってか、そんなん関係ない話だろ。


はぁ、だめぽねぇ……。
みんな飛びついたんだよ。
ウホッ!なにこれ安い!
ってね。
そしたらどうなったと思う?
シュペリッパチュッパ。
……だよ。
あぁん?
意味わかんねーって?
俺の口元をよく見てろよ。
もう一回しかいわねーからな?
シュペリッパチュッパ。


……お前、今俺とキスしたいと思っただろ?
あぁん、そんなことないって?
まあいい。
分かったらとっとと家帰って寝な。
今出来る事はそれくらいしかないだろ。

巨諸王、立つ

もはや何がなんだか分からなくなりつつある昨今でございます。
先日、Wiiを買おうと電機屋さんに並んだら、チャイナマネーに蹴散らされました。
うはあうぇです。
とはいえ並んだのは夢の中なので、よしとしましょう。
問題は現実です。
人類の超絶強化はいつ来るのかという話です。
既に私の周りの人たちには、改造されたという人が多数います。
溜まり場では、毎日誰が強化されたの、誰が宇宙へ飛ばされたのと恐ろしい話ばかり聞きます。
そんな中、ウクライナで超絶強化されたインフルエンザが発生しているという噂が飛び交いました。
WHOはこれを否定しているようですが、実際のところはどうなのか分かりません。
なぜなら、このパンはデミタースオリジナル、とっても美味しいパンだからです。

ふたし、超絶強化。

ふたしが遂に超絶強化を果たしました。
私の周囲の人たちの中でも、彼だけは強化に成功した部類だといえるでしょう。
今ではその辺に湧いてくる不逞な輩をちぎっては投げ、ちぎっては投げしてくれます。


しかし他の方たちはといえば……見るも無残な姿でございます。
特に栄養ドリンクを飲みまくったCさん。
彼には目も当てられません。
全身の毛が逆立ち、背中から羽が生えてしまいました。
ミュータントです。
まぎれもなくミュータントです。
またCさん以外にも、Iさん。彼もまた重症です。
彼は石炭以外口にしなくなりました。
驚くべきことですが、彼は石炭を食べて生きているのです。
どのような内部構造になってしまったのか研究したいという申し込みが、海外の大学、研究施設から多数届いております。
しかしIさんはそれらを頑なに拒否。
アイドルマスターを理解していない奴と話す必要はないと言い張っています。
正直なところ、私にもアイドルマスターというものがよくわかりません。
彼の手前、一度はプレイすべきなのだろうと思うのですが、目の前にあるPSPの残骸を見ると涙しか出てこないのです。

壊れかけのラディオ

何故PSPがこんなあられもない姿になってしまったのか。
事の顛末はこうです。


先先月、私はボーナスに浮かれ喜びPSPを買い占めました。
うわーい、これでヤッホーできるぞー。
と全身を使い喜んだのです。
ところが、その一か月後、新型PSPが発売されました。
買い占めたばかりの私はショックのあまり、買ったばかりのPSPを売る事に決めたのです。
露店に並べ、新型PSPの価格の三分の一にして売り出しました。
ところがです。
街ゆく人はただニヤニヤと笑いながらPSPを眺めるだけで、手にもとってくれないのです。
何がなんだか分からない私は、「ひどいお、みんな酷いお」と涙ぐみ、そのまま風呂敷にPSPを詰めて持ち帰ることにしました。
その帰路の途中、私は見てしまったのです。
新型のDSを。
まばゆいばかりに光を放つDSは、私には高値の鼻でした。
トナカイの鼻のように輝く電源ランプ。
まだ酸っぱさを残した青リンゴの輝きを見せてくれる稼働ランプ。
そのどれもが輝いているのです。
まさに高値の塙です。


その光に見とれていた時、私はふと風呂敷の中のPSPが気になりました。
何か、PSPが呼んでいる気がしたのです。
風呂敷を開けてやると、PSPがひょこっと顔を出して来ました。
そしてそのまま地面に転げ落ちました。


もうお分かりになったと思いますが、こういうことです。
みなさんも路上でPSPを出す時は注意しましょう。
なぜならこのパンはデミタースオリジナル、食べても太らないパンだからです。