ベジタブルミックス2

〜これまでのはなし〜
スティック型のパンが失踪した事件が私の部屋で起きた。密室のはずのこの部屋で、私しかいないはずのこの部屋でパンが消えた。残ったのは無残にも引き裂かれたパン袋と、少々のこぼれパン屑。
今、名探偵の誉れの高いコナンが我が家にやってきたことで、事件は新たな展開を見せ始めた。


口にパンを銜えた黒ぶち眼鏡の少年が部屋に入ってきた。
少年はポーズをつけるとこう切り出した。
「見た目は7歳、頭も7歳、口だけ宮使い。どんな難問でも解いておじゃる。名探偵コナンでおじゃるー。」




なんだかむかついて、窓から放り投げた。



こうしてわれ等が名探偵・江戸川コナンを失った今、遺憾ながら事件はこのまま迷宮入りしそうである・・・。